顎関節症の症状

顎関節症って知っていますでしょうか?
と言ってもこれをご覧になっている方は、何らかのお悩みをお持ちの方だと思います。

今回は顎関節症の症状についてお話しいたします。

顎関節症の症状は主症状と副症状の2つに分かれます。

主症状
①開口制限(口が開きづらい)
※開口制限のチェック方法→こちらをクリック
②お口を開ける、閉じると耳の前らへん(顎関節)から音が鳴る
※「ゴリっ」、「コキっ」、「ジャリ」など・・・通常は音は鳴りません
③お口を開ける、閉じると顎関節や頬(ほほ)、側頭部(こめかみ)部分から痛みがでる
※重症例では食事が取れない方もいますが、比率としては稀です

副症状
・頭痛 ・首、肩の痛みやこり ・背中の痛み 
・腕の痺れ ・耳なり ・めまい ・喉の違和感
・目の痛みや充血 ・精神症状(鬱、パニック、不安症など).....など副症状は多彩な症状を出現させます。

他科(内科、耳鼻科、整形外科、眼科)で診断できない、症状が改善しない場合は顎関節からの可能性があります。


私は整形外科に15年勤務し、沢山の疾患(病気)に対応してきました。

自覚症状としては副症状であるが、実は顎関節の主症状(特に①、②)が本人が気づかないところであった・・・

というパターンが多く、このことが
開院したきっかけにもなりました。

ご覧いただきありがとうございました。