とても良い記事が入ってきたのでご紹介します。

80歳代女性「数日前から食事が摂れず、口が開かない」症例: 82歳女性。  主訴: 数日前から口が開かず、食事が摂れない  バイタルサイン: JCS 0、体温36.4℃、血圧www.m3.com

破傷風により開口制限が出現した症例

単刀直入に言うと、
開口制限=顎関節症という考え(臨床推論)でいると危険だということです。

開口制限は破傷風以外にも、
歯の問題や関節リウマチなどでも症状が出現する可能性があります。

今回 見分けるポイントは2つ

①この症例の方は年齢が高齢である
→顎関節症は若年者に圧倒的に多い

②開口障害以外の所見がある
→頚部筋の筋緊張亢進(強度な張り)、嚥下障害、
後弓反射(体が反り返る)など

まとめ


この症例の方のように、
早めに破傷風に気付けることがとても大切です。
破傷風は呼吸器障害から、
命に関わる疾患です。

やはり医療従事者は現象に捉わないこと、
本人や家族からの問診、身体所見はとても重要です。

しかし医療従事者でも「人」ですから、
「慣れ」というものが出てきてしまいます。

いかに冷静・客観的に診れるかを、
忘れないようにする習慣・工夫が私は必要だと思います。

これをご覧になっている方は一般の方も多いかもしれません。

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